以前ご紹介した味のよく染みたおでんも人気ですが、もう一つ忘れちゃいけない名物がところてんです。大抵のお店で「やひこ名物」と銘打って、ところてんを扱っています。
ところでみなさん、ところてんってどうやって食べます?
まぁ普通は、お箸でツルツルっと、ですよね。ところが弥彦ではそのお箸が1本なんです。
1膳ではなくて1本。
どうしてこうなったのかは諸説あり、江戸時代の禅僧の良寛さんが「お箸1本でももったいない」と節約を説いたからとか、箸で挟んで切れてしまうと縁起が悪いからとか、1本でも食べられるところてんは弾力があって質がいいからとか。。。
いずれにしても1本のお箸ですくって、流し込むようにいただきます。犬食いになるのでちょっとお行儀悪いのでは? と躊躇される方もいらっしゃるかもしれませんが、これが伝統なので問題なしです。
ちなみにかけるのは酢醤油+からし。
これもところてんには酢醤油以外ありえないと思っていたのですが、地域によって色々なバリエーションがあるんですね。まず関西では黒蜜が定番。さらには四国では冷たい鰹出汁やめんつゆをかける地域もあるのだそう。
旅先でいつもと違うところてんを味わうのもおもしろい経験になりそうです。
弥彦神社参拝の後には、ぜひ酢醤油味のところてんを一本箸で食べてみてくださいね〜! きっと良い旅の思い出になると思います!
【棚橋商店】
住 所 弥彦村弥彦2916
電 話 0256-94-2714
営業時間 9:00~16:00
定 休 日 不定休
値 段 ところてん300円
アクセス 弥彦駅から徒歩17分、弥彦神社門前