「かぐら南蛮」は底の部分が獅子舞の神楽面に似た、ピーマンのような形の唐辛子。ビタミンやカプサイシン、カロチンを豊富に含んだ爽やかな辛味が特徴で、15世紀ごろに渡来して長岡市山古志でひっそりと作り続けられてきました。種とワタの部分が強烈に辛いので、調理の際は手袋をするのがお約束。うっかり目を触ったら大変なことになります。
みのやではこの味噌を、シソの葉で巻いた天ぷらなどの一品料理にアレンジしてお出ししています。これが新潟のお酒と絶妙にマッチ! シンプルなお料理ですが、みのやらしい一品です。
もうひとつは「カニすき」。本ズワイガニを用いた鍋料理ですが、庶民派すぎるのか旅館料理ではあまり使われない車麩と、みずみずしい水ナスを一緒に炊いています。
カニの出汁がたっぷり染み込んだ車麩と水ナスは、カニそのものに負けない味わいを醸します。花形食材の本ズワイガニと郷土の味のコラボは一押しです。
さぁ、食欲の秋はすぐそこまで来ています! 新潟の郷土の味をたくさんご用意してお待ちしておりますね。