秋の弥彦はとってもフォトジェニック♪
今日は先日動画でお伝えした菊まつりについて、詳しくご紹介しましょう。

正式名称は「新潟県菊花展覧会」といい、今年で第57回を数えます。毎年11月1日から24日まで弥彦神社境内で開催され、質・出品数・品目において全国随一の規模を誇る展覧会です。出品するのは新潟県民を中心とした愛好家の皆さんで、4千鉢を超える数が参道や本殿前の広場に立ち並ぶ姿は壮観です。

菊には日本原産のもの(古典菊)と中国から渡来したものとがあります。
種類は大きく分けると「大菊」「中菊」「小菊」の3タイプ。さらに花の形状によって花弁が大きく盛り上がった「厚物」や、管状の花弁が放射状に伸びた「管物」、菊の御紋のように花弁が平たく並んだ「広物」などがあります。そしてその花をどんな風に仕立てているか(支柱の支え方や岩などを使ってどんな景色を作り出しているか)で分類できます。

こちらは「厚物」。30センチはあろうかという大輪です
これは「管物」。確かに管が放射線状に広がっています
幅広の花びらが平たく伸びて、紙で支えられた「一文字」
この3ポイントを押さえておくと、「大菊七幹立厚物」とか「大菊三幹立管物」といった「ナニこれ?」という名称も、花の形と見比べれば納得できますよね。
小菊の盆栽もたくさんありました
まるでリーゼントのよう。断崖絶壁にしがみつくように生きる植物の生命力を表しているのだとか
ひと鉢でこの量の花をつける技術、すごいですね〜
3万本もの挿芽小菊で作られる「大風景花壇」も人気のコーナー。今年のテーマは「赤城山」!
なぜ赤城山なんでしょうかね? 関係者の方、教えて下さい!
個人的にツボだったのが、地元の弥彦小学校の子供達が育てた菊のコーナー。育てる中で、何が一番大変だったかが書いてあり、菊栽培の一端が伺えて興味深かったです。
菊まつりを継承していく人材育成も必要ですよね
鞠のような形で可愛らしかったです
これも菊の種類なんですねー
菊人形展だと好き嫌いがあるかと思いますが、弥彦の菊まつりは丹精込めて育てられた粋と技が活きた菊花のオンパレードですので、お花畑を歩くような気分でお楽しみいただけます。
途中の臨時売店では菊の花の販売や、菊を模したお菓子などの販売もしていますので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
11月23日までは弥彦公園の紅葉ライトアップもしていますので、みのやにお泊りいただいて、夜のお散歩もオススメですよー!